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そして、記念すべき第2回目の全国甘党@お茶会探訪をバシッと開催しました。 だから、小雨の降る中、3月12日(日)にみんなでとっても楽しく勉強です。 その日の朝から晩までの几帳面なスケジュールなら、こっちに書いてあります。
長野県の安曇野が大好きな松本さんは、碌山美術館に似た場所を探していました。
そして、その場所がここだったんです。とっても閑静な場所に趣のある建物です。
幹事長が「温かい方がいい人?」って聞いたら、10人が元気に手を上げました。
その温かいものが“元祖珈琲ぜんざい”でした。そう、このお店が発祥なんです。
全国津々浦々にあるかどうかは分かりませんが、京都なんかには平気であります。
その珈琲ぜんざいの発祥を以前、オレンジページが1ヶ月かけて調べたその結果、
あづみ野でした。50数年前に松本さんのお父さんは、喫茶店をやっていました。
で、その当時は白い砂糖なんてかなり貴重だったので、ご幼少の頃の松本さんが、
珈琲に饅頭のあんこを入れて飲んだそうです。そして、美味かった。その珈琲を
お父さんにも飲ませたら、美味いッ!って言ったので、それが物語の始まりです。
だから、進駐軍にも大好評でした。そして、その当時は珈琲に入れるあんこでも、
お客さんがそれぞれ持って来たりしました。でも、それが今の想いの根源でした。
常連ならそのお客さんに合わせて作ります。珈琲は当然、一杯出しです。だから、
白玉は耳たぶよりもやや柔らか目に作って、水かげんも季節によって異なります。
取材に来た企業のステッカーが壁に貼ってあります。赤と緑の糸で結んだピーナツは、
縁結びの意味で松本さんが一個一個を丁寧に仕上げます。そして、シュガーポットの
ピンクや黄色は食紅で作ってあります。ジュエル・シュガーってそう呼ばれています。
箸入れの細工もすべて、松本さんが一つ一つ静かに真心を込めて作り上げた世界です。
そして、人生50年。その先はオマケの人生だから、なにかを伝えたいと思いました。
だから、40歳を過ぎたときにそのなにかを考えたんです。それが、あづみ野でした。
で、バブルのときは名古屋に巡業に来た関取を連れてカラオケを貸し切ったり、また、
それまでにもいろいろと楽しいことをやってきました。でも、今はできません。でも、
それで±0だから、今がとっても幸せです。いいときもそうでないときも知ったから、
人並みよりもちょっと低い方がきっと幸せなんだとそう感じられるようになりました。
そして、暇なときは自分のお店を一人占めできるんだと思うと嬉しくてたまりません。
だって、タクシーで往復2万円もかけて珈琲ぜんざいを食べに来るお客さんもいます。
きっと余命を宣告されるのはありがたいことよ、って松本さんは言うとさらに続けて、
人は生まれた日は分かっているけど死ぬ日は分からないのでラッキー!なの、ってね。
そう、一期一会はその刹那を輝かせるものです。だから、この写真の道祖神のように、
ピーナツの赤と緑の糸のように、目の前のお客さんとその刹那でご縁を結ぶものです。
※甘味茶屋あづみ野は、2006年6月15日に17年9ヶ月間の幕を降ろしました。
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