ある月曜日の朝。
子どもと保育園に向う途中、見上げた空は、
とても高くてどこまでも青が広がっていた。
今日は若草山が若草色にクッキリ見えるわね〜。
そのずっと向こう側には、そう、岐阜県がある。
さてと、
焼きいもでも食べよっと。うきゃ〜!
そして、出勤と同時に立ち上げるパソコン。
“マウス片手のそんなアナタ!”
はじめてこの決まり文句を目にしたとき、
頭の中でピシッとなにかがはじけたのよ。
裸眼じゃなくてメガネの上から見たけど。
そして、【砂漠に水】が配信される午前10時は、
9:58から秒読みするほど特別な時間となった。
今日の住民放送も私の心をビシバシだわ。
叩いて渡らなきゃいけないのは石橋だわ。
そうなの。読むといつも私は大丈夫!って、
心の奥底で深く感じることができるのよね。
なぜだろ、不思議だワ。るるる〜♪
だから杉山さんなのね。レレレ〜♪
それじゃ、PBHLに書き込もうっと。
私も大仏並みにビシバシいくわよぉー。
おい、それはオークションやっちゅうねんッ!
あぁ。。たった今とってもスバラシイことを閃いたはずなのに、
ちょっと書いただけでなにが言いたかったのか忘れちゃったわ。
ま、いーや。
いきなり始まった@楽天市場の店長という仕事。
たった一人きりのスタートは、
不安より恐怖の方が先立った。
泣きそうになる臆病な私がいつもそこにいた。
だって、奈良県に住んでいても女の子だもん。
今の心境をPBHLに書き込んだ。
見えない不安を吐き出したかった。
すると杉山さんがすぐに返事を書き込んでくれた。
「川辺真紀。磯部って奴と一緒になると磯部真紀」
…。きっと私の病んだ心を癒そうとしているのね。
ようやく!初めてお店に注文がきた日には、
杉山さんに報告をした。上司よりも先にね。
ただ聞いてほしくって、
PBHLに書き込んだ。
1日2件の注文があったときも、
連続してもらったときも、そう。
私は迷わずPBHLを開いて熱く書き込んだ。
すると今度も杉山さんはすぐに返事をくれた。
「川辺真紀。原って奴と一緒になると原真紀」
…。きっと私をからかって遊んでいただけなのね。
でも、画面に向かって書き込んでいるだけで、
まるで杉山さんに会って隣で話してるようだ。
私の中に散らばっていた本当に小さな歯車が、
一つまた一つと噛み合わさっていく気がする。
そして、やがてゆっくり前へ動き出すのを感じた。
私にとって奈良の大仏よりもずっと大きな存在ね。
杉山さんってそれを自分で分かっているのかしら。
もう一歩だ、あと半歩でいいんだ。
そうやって、背中を押してくれる。
それが、私だけのプライベートホットラインなの。
喋り過ぎたらアルコールが切れたわ。飲もうっと。
※挿絵は、川辺真紀さん本人が描いたものです。