よぉ〜し今日も元気に息子は登園したし、
さぁ、洗濯よ!さぁ、掃除機掛けるわよ!
ちゃっちゃとせんともう10時やないの!
淹れたての熱いコーヒーを片手にマウスを握る。
慌しい朝を乗り切った私に訪れる開放的な時間。
はやる気持ちでメールをチェック。
あらぁ。今日もまだ来てないやん。
毎日10時ちょっと過ぎに必ず届くあれが。
雨が降ろうがヤリが降ろうが絶対に届くはずやのに。
まぐまぐ!しっかりせんかい!
毎日毎日、なんで遅延やねん。
一読者の私でさえもイラッとするこの瞬間、
きっと杉山さんはブチ切れてるんやろなぁ。
それにしても杉山さんってホンマ律儀な人。
有言実行が赤いジャージを着てるような人。
そやから信頼できるんやろねぇ。
そんな杉山さんに「壽子さん」と呼ばれていた頃は、
旦那の仕事のあれこれを2人の掲示板に書き込んだ。
「私の勝手な推測ですけどご主人はウデはいいですが職人っぽいので、
そこんとこをなんとか壽子さんが軌道修正していった方が良いのでは」
「カメラが大好きな男って、どっか少年のままのような気もするしね」
ホンマにな一度も会ってへんのによう分かってはるなぁ。
社長専属、なるほどこういうことなんや、と納得したわ。
それから「としちゃん」と呼ばれるようになった頃には、
うちの旦那がサイトを全然作らへんねん、と書き込んだ。
「中途半端でもいいからアップすることを第一にやった方がいいよ」
「旦那の背中を蹴っ飛ばすか東尋坊から突き落としてやってくれ!」
ホンマに福井まで連れて行って高い崖から落としときゃよかったわ。
いつしか「とし坊」と呼ばれるようになった頃に、
ブログをちゃっちゃかちゃっちゃか書き始めた私。
「ブログを毎日読んでいるけど旦那の写楽サイトよりも
とし坊のブログの方を前面に出した方がいいと思うねん」
その都度その都度、ふざけているか分からないような的確な短い言葉の中に、
本当に多くの意味を含んだアドバイスをいいタイミングで送り返してくれる。
いくつもの言葉のキャッチボールを経て私の中でも大きな変化が。
そう、だって私の人生なんやもん。やっぱり主役は私自身なのよ。
そんな当たり前で一番大事なことを教えてくれたのも、
やっぱりふざけているのか分からない杉山さんだった。
最近はとし坊とさえも呼ばれずに「おい石女!」と声がかかるのよ。
まぁねぇ、身体の中にも石があるんやし、石女には違いないけどね。
石で痛くて入院したその日には一番に大丈夫かとメールが届き、
順調に販売していたネットショップの仕事が開店休業状態だと、
「クリスマス商戦は置いておいて早く完治させることが先だ」
「来年にカタチができればいい。それにバレンタインがある」
と私の凹んだ気持ちを見透かして勇気づける言葉をくれたの。
この絶妙な距離感。気にかけてもらえてるんだと思う気持ちから生まれる安心感。
この安心感があるからこそ、焦ることなく休憩もできればその後に邁進もできる。
私の人生の指針そのものやねん。それがね、このプライベートホットラインなの。