「おまえ、本当にもの書きになりたいのか?」って、彼は書いてきた。
「なりたいのか?」って、
私、一応エッセイストを名乗ってお金をいただいている訳だから、
それを言うなら、「おまえ、本当にもの書きなのか?」でしょう。
そう、彼の気持ちはその一文に表れている。
私を「もの書き」として認めていないのだ。
もう、こっころの底から傷ついちゃったし本当に腹が立って泣いたわ!
いつものように「砂漠のバカ!」って怒鳴りながらPBHLを閉じて、
キーボードに突っ伏すと、ああでもないこうでもないって私は考える。
ええ、いつものようにってことは、
こんな事が幾度もあったってこと。
でも、実はそういうときにはちゃんと理由もある。
彼の言葉を借りれば、「調子こいてるときに、引き締めている」のだ。
いい気になって大切なことを忘れているとき、
ちっぽけなプライドにしがみついているとき、
くだらないことに少し見栄を張っているとき…
まるで見透かしたかのように、ぶっきらぼうなキツイ言葉が一言届く。
でも、周囲に甘やかされて育って、
今でもチヤホヤされるのが大好き。
そんな私にとっては、それが本当に必要なことなの。本当にね。
もうちょっと言葉は選んでほしいけど…。
だって、やさしい事を言う人なら周囲にはたくさんいる。
自分には関係ないからと無責任に褒めそやすだけの人も、
ただ「がんばれ、がんばれ」と旗を振るだけの人もいる。
でも、43歳という年齢の女性に向かって、
こんなにキツイことを言う人は他にいない。
だから、私は傍にいてほしいと思っている。
もうちょっと言葉は選んでほしいけど…。
今までも、これからも、調子こいたときにきちんと締めてほしいから。
多分、こんな歳でも成長を信じてくれてるから叱るんじゃないのかな、
って勝手に私は思ってるの。
1歳年下だけどさ…、彼は。
彼の誕生日が9月18日で、私の誕生日が10月5日でしょう。
だから、17日間だけは同い年なわけよ。(それがどーした?)
でも、それを過ぎれば、また年下。
それでも、彼は私を叱り続けるの。
そして、本当に苦しい時には、
心から笑わせてくれる人なの。
これは、本当よ。
少し下品だけど。
だから、泣くだけ泣いたら、また必ずPBHLを開くわ。
さぁ、がんばってここまで書いたわよ。笑わせてくれる?