沖縄県では、ラーメンでもうどんでも冷やし中華でも、
なんでもかんでも麺類は、そばって言うんですよねぇ。
こんな私って、うどんが本当に苦手なんだ。だから、香川県にも住めないんだ。
沖縄県と香川県はまったく関係ありませんが、砂金の人々をご紹介いたします。
そして、記念すべき第2回目の砂金の人は、有限会社島円の細野敦郎さんです。
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この島円は、創業から74年も続き、
水の都と勝手に言っている大垣市の
老舗のクリーニング店です。
だからって訳ではありませんが、
汚れがキレイに落ちるんです。
で、三重県鈴鹿市の村田かなこさんが、
この写真を見てモト冬樹に似てるって。
でもね、
考えてみれば、長い付き合いです。
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だから、この島円って、この細野敦郎さんで3代目の老舗のクリーニング店です。
この地域でもかなり古く、その歴史ゆえに汚れを落とす技術はかなりのもんです。
ですから、普段はバカ話をする細野さんでも、
仕事のことになるとあまり冗談は通じません。
しかし、もともと冗談が通じにくい体質ではあると思います。
9月16日(金)に、岐阜県大垣市のお店にお伺いしました。

こんな私は、この十数年間ズ〜ッとこのお店にスーツやシャツ等の衣類を出しています。
ですから、他所のお店のことはあまりよくは知らないんですが、ここは少し高級店です。
ってことは、当然、ウデも良く、リピート客もかなりの数です。だから、
フツーはまとめて洗うようなものでも、ここでは少数ロットで洗います。
そんなこだわりや技術向上の努力の甲斐もあって、他所のお店で落ちなかった
そんな洗濯物がクチコミでたっくさん集まります。だから、いつでも真剣です。
いいですねぇ。普段の姿を知っている私は、もうおかしくてたまりません。
でも、仕事の評価はお客さんが決めます。実際にあったお話です。それは、
車で3時間をかけて三重県から来る、
そんなお客さんがいたそうです。
手にはいつもお土産を持ってね。
で、何百店もの同業者を通り過ぎて、
このお店に来てくれていたそうです。
お気に入りの服だったから。でも、
広島への転勤で来れなくなったので、
郵便で送るから洗って欲しいってね。
だから、そこまでのファンがいます。
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あ、まったく関係はないんですが、プロの格闘家で最近グッと人気が出てきた
所英男選手は、
細野さんの従兄弟です。彼が小学生のときまでは、圧倒的に細野さんの方が強かったみたい。
話を元に戻して、このお店は一切、安易な値下げはしないんです。理由は、
それだけの手間ヒマをかけているからです。まだ値段が安いくらいだって、
同業者や出入り業者にまで言われています。そのための努力って立派です。
で、洗濯物を洗うのが遅れると虫に食われやすいので、それを知らせるDMを送れば、
そのレスポンス率が28%もあるそうです。フツーは10%くらいなので考えてはいます。

そして、お客さんが喜ぶことだけを考えて、心のこもった接客をし、
また、家庭での衣類のケアの仕方をとっても丁寧に教えてくれます。
そう、その価格よりもお客さんのその期待よりも、
ズッとそれ以上の高いサービスを目指しています。
現状ではちょっと忙しくてできないようですが、将来的には、
インターネットを活用して全国からの注文を受ける予定です。
衣替えの時期には、お店の前に行列が出来るほどの繁盛です。
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おぉ! なにやってんだ。。。
って思ったら、これはオリジナルで作り出した、
汚れを落とすための“三種の神器”らしいです。
オイリーな私には、サウザンアイランド&
ごま油&マヨネーズにしか見えやしません。
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そして、細野さんには大切な言葉があります。それは、温情、春の如し。
これは、2年前に病気で亡くなったお父さんが、最後に残した言葉です。
で、息子である細野さんは、この言葉の意味をジッと考えて、
この言葉が言わんとすることをグッとお腹に落としたんです。
そう、他人からどう見られても自分は常に低く、優しく、温かく、
そんな思いやりの心を絶対に失うこともなく、相手の幸せを願い、
そして、いつも楽しみを感じながら一人でも多くの人と出会たい。
細野さんのお父さんが生前、ズ〜ッと目標にしていたこの言葉を
息子である細野さんが、生きるための尺度として受け取りました。
常に温かく、そして和らかに生きる発想です。

でも、この言葉は葬儀が終わってから、お父さんの手帳を読んで知ったそうです。
あたかも万物を生み育てる春の陽のように、
常に温かく和らかなものになり、
親しみやすい気分がその人のまわりに漂う。
それが、温情、春の如し。
また、お父さんは病気でなくなる寸前に、一言、
看護婦さんに“ありがとう”と言ったそうです。
それを後から伝え知った細野さんは、“ありがとう”って言う、
温かい言葉で締めくくれるそんな人生を送りたいと思いました。
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いくら教えてもスカイプのやり方を覚えない、
そんなとってもアナグロッキーな細野さんは、
“とにかくお店も自分自身もオンリー1だね”
そう言うと、さらに続けて言いました。
“ナンバー1って戦い続けなきゃいけないけど、
でも、オンリー1は立っていればいいからね”
ってね。
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で、細野さんとは、十数年前からのお付き合いなんです。
だから、なんでも知っているつもりでした。かと言って、
別に知りたい訳でも興味があった訳でもありゃしません。
でもね、お客さんなのに、なんの気も遣わず遣わせず、
とっても楽なんです。家族同士で旅行にも行ったしね。
だから、細野さんのお父さんのお通夜にも出させていただきましたが、
とっても温かいお通夜でした。最後の最後に人柄って出るんですよね。
そして、“温情、春の如し”のまんまです。
やっぱりなにかあったら自分の支えになる、
そんな杖言葉が大切なんだと痛感しました。
ま、十数年も付き合ったんだから、
この際、死ぬまで付き合ってやる。
本当にありがとうございました。本当に嬉しかったです。
杉山弘道