今年こそは大丈夫かも知れないと思っていたのに…。(「・・・」ではなく「…」です)
そうです!花粉症のことです!私は中1のときから今年で丸30年目の花粉症野郎です。
でも、私と同じくらいズッと前から花粉症なのに、
黄色い花粉の中に飛び込んだ一人の女性がいます。
そして、記念すべき第19回目の砂金の人は、お花屋エーブロッサムの安藤博恵さんです。
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お花屋さんの看板娘です。
早生まれの40歳だけど。
身長164cm。髪と瞳の色は黒だ。
血液型はB型で香りは、胡散臭い。
岐阜県の大垣市でなんとか生まれ育ち、
地元民でさえ使わないような岐阜弁を、
勝手に作って喋りまくる身勝手な女。
本人は岐阜弁1級だと主張している。
「花屋なのに花粉症なの…」と言って、
ウツボカヅラのようにお客を取り囲む。
そして、彼女の言い分を静かに訊きました。
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彼女は「王様、いつも感謝しとります。ほんで一つだけお願いがあります」と寂しげに言った。
私は「なんだ?」と訊ねると「写真はねフォトショップで真っ白に加工して下さい」と続けた。
博恵、おじさんはこう見えても磯が死んだ。
そして、彼女のそれなりに苦労をした過去を赤裸々に切々と語っていただきました。
2月12日(月)に、岐阜県岐阜市の花粉が積もっているお店でお話を伺いました。

上の写真を観ていただければ分かると思いますが、本当のお店の名前は「@blossom」です。
@=安藤博恵。blossom=咲く。という屋号です。要は、安藤博恵・咲く!という意味です。
それだけでもちょっぴり胡散臭い香りが四方八方から漂ってきます。
個人的にはそーいうのは大好きですが、きっと同じB型だからです。
私が「3月の【砂金の人々】で博恵を取材したいんだけど」と標準語で言ったら、
小さな犬を抱いた彼女は「私なんかでええんでしょうか?」と俯いて答えました。
なんだ慎ましいところがあるじゃん。
私は、ホッと胸を撫で下ろしました。
すると彼女は「写真はいつ撮るの?
急に言われても困るしいつ撮るの?」
と、執拗に訊ねて来ました。そして、
フォトショップで真っ白に加工です。
私はね、フォトショップの操作はね、
切り貼りしかできないんだよ、博恵。
たとえキレイに加工できたところで、
全国から会いに来られたら困るだろ。
私は、そんなことなど言えなかった。
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そして、私は『一週間でマスターするフォトショップ』という本を一週間読みました。
博恵さんが私に最初にメールを送ってくれたのは、今から約2ヶ月前の雨の日でした。
ちなみに、雨の日というのは単なるイメージで、本当のところは記憶にございません。
ナタ〜シャのメルマガに私の素晴らしさが、ロシア語なまりで書かれていたようです。
「杉山さまに是非ともお会いしたいです。同じ岐阜というご縁を強く感じました」と、
送られたメールには縦に25cmのボリュームで書かれていました。胡散臭いでしょ?
私は、そのメールを見て「上手いッ!」と感心をしました。文章がとってもOKです。
でも、私はだまされません。ただ、ちょっぴり気になる内容だったので会ってやった。
車から降りて彼女をパッと見た印象は[
触るな!危険]でした。劇薬っぽい人でした。

そして、私の野生の勘は当たってしまいました。なんと私の嫁さんと同じ短大でした。
しかも、同じクラスであっちは安藤、こっちは旧姓が浅井だったので出席番号順では、
前と後です。ふぅ、危ねぇ。。とってもデンジャラシーでした。でも、よく考えたら、
デンジャラスと思うこと自体がすでに墓穴を掘っているようにも思えたもうすぐ夏ね。
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博恵さんは典型的なB型です。なので手先は器用です。
よく世間から誤解をされますが大雑把なのは性格です。
とってもキレイなお花の販売以外にも、
器用な手先と危険な口先を見事に操り、
プリザーブドフラワーをオリジナルで作ってみたり、
フラワーアレンジメントのレッスンを行っています。
私もいくつかの作品を見ましたが、腕だけはいいです。
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さすが短大生の頃から授業にも出席せずにアルバイトとしてこの世界に入って、
小さい頃からの夢だった自分のお店を持つまでになっただけのことはあります。
これは、おとしめているようで褒めているような、
とってもハイレベリーなウルトラテクニックです。
お花に興味を抱いた直接のキッカケではありませんが、ある想いがありました。
博恵さんが14歳のときに8つ下の妹ばっかに両親の目が向けられたことです。
博恵さんは、ちょっと横着になりました。本人は決してグレたとは言いません。
そのときお父さんは娘に言いました。
勉強をサボってもいいぞ。でも、
お父さんにはお父さんの人生だ。
お前にはお前の人生だ。だから、
サボったら損をするのはお前だ。
申し訳ありません。いいお話ですが、
お花に興味を抱いた直接的どころか、
間接的なキッカケにもほど遠いです。
今、彼女は自分でHPを製作中です。
■もう本気で笑いが止まりません→
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ちょっと厳しいお父さんは事業を営んでいました。かなり羽振りがよかった時代で、
名古屋の錦に行っては大盤振る舞いの毎日でした。でも、長くは続きませんでした。
会社は倒れなかったものの、お金には苦しむ毎日でした。本当に貧しい生活でした。
やさしいお母さんは「短大をやめてくれる?」と学生である博恵さんに言いました。
博恵さんは思いました。あれだけお父さんの周りでチヤホヤしていた人たちが、
ピンチになった途端にパ〜ッと散ったのは、お金だけが目的だったの、ってね。
本当に寂しく悲しかった。博恵さんはアルバイト先の奥さんに事情を話しました。
とても授業料など払えないから短大をやめると言いました。するとその奥さんは、
「私が払ってあげるからやめちゃダメよ」と言ってくれました。博恵は、泣いた。
お金だけが目的の人もいるけど、身内でもない私にお金をくれる人もいるんだと。

本当に嬉しかった。でも、それに甘えてはいけないと思った博恵さんは考えました。
18歳の博恵さんは、地元である大垣市のミスコンテストにバシッと参加しました。
賞金が欲しかったんです。自分のすべてを出し切って賞金を稼ごうと計画しました。
結果は、見事に準ミスに選ばれました。本当に嬉しかった。選ばれたことじゃなく、
お金を稼げたことが本当に嬉しかった。そして、袋の中身を見たら、旅行券でした。
博恵は、泣いた。
でも、それから多くの人の助けがあって、授業料はなんとか払うことができました。
アルバイト先の奥さんには、短大に通い続けられるようになったことを伝えました。
博恵さんは、今でもその奥さんを師匠としてズッとお付き合いをしているそうです。
かっこつけずに素直になったからこそ、その奥さんにも出会えたんだと思いました。
そう、お金のニオイをさせれば、それに見合った人だけがきっと集まる。
でも、自分自身がもっと輝けば、それに見合った人だけが絶対に集まる。
博恵さんは「いい出会いは、自分がよくないと絶対にできいへんの」と言いました。
お花屋さんは幸せを売るお仕事です。いい人に助けてもらった分、
今度はそれをお返ししたいと心から思っています。出会いに感謝!
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撮影のとき照明の位置ばかりを気にした博恵さんは、
“自分の周りの人たちを見れば自分自身が分かるの”
そう言うと、さらに続けて言いました。
“だから、いい人と出会っている自分はステキだし、
そうでなければきっと自分に原因があると思うの”
ってね。
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