学生時代、有名な札幌の時計台の前で「時計台ってどこですか?」と
あきらかに地元の人間と思われるおばさんに訊ねたことがありました。
おばさんは「ここやん」と私の後ろに建っているプレハブを指差しました。
私は思わず「小っちぇ」と吐き捨てるように言うとおばさんは睨みました。
2時間もののサスペンスドラマによく出てくる小樽の運河の横で、
通行人に「運河ってどこですか?」と訊ねたことも一度あります。
そして、記念すべき第27回目の砂金の人は、札幌からやって来た主婦の原早公子さんです。
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小樽の出身で今は札幌に住んでいます。
だからと言って、私が取材のために
北海道まで行った訳ではありません。
彼女は、夫の実家がある神奈川へ行って、
そのついでに岐阜まで立ち寄ったんです。
北海道に住む人間から見れば、
神奈川と岐阜は、隣同士です。
大都会の岐阜に4時間だけ滞在したので、
その間に写真を撮ってお話を訊きました。
早公子さんの面白い過去に興味津津です。
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どうでもいい話ですが「さきこ」と打っても変換ができないから鬱陶しいんです。
仕方がないので「早い公務員子」と打ち込んでから要らん文字を削除しています。
名前は、PCに登録しなくても一発変換できるものが一番です。親に言っておけ。
10月16日(火)に、JR岐阜駅の構内で飲み食いしながらお話を伺いました。

早公子さんは、間違いなく風邪を引いていました。彼女をJR岐阜駅で発見したとき、
確実に鼻水を垂らしていました。あ、どうしよう!ソッと教えた方がいいのだろうか。
でも、面白いから放っておきました。前日、名古屋に泊まってまで会いに来てくれた、
そんな奇特な女性に対して、鼻水が出ていたなんて笑いものにしていいのでしょうか。
いいんです。その代わり時間も時間だったので国産の高級な鰻をおごってやりました。
ま、私が食べたかったし中国産は扱えないので国産しかその店にはありませんでした。
お前な、正面向いて食うんじゃねぇ!
鼻水とウイルスが飛び散るだろうが!
そんなことを心の中で叫んだ私です。
調子こいてビールまで飲んでいます。
早公子さんと知り合ったキッカケは、
あ、まったく覚えていません。でも、
彼女がメルマガを出す頃だった。
今、そんな気がしてなりません。
彼女は日刊で頑張っていました。
でも、今では四半期に1回です。
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自分の家を建てたい!その想いをメルマガに込めました。札幌に住む実父の家を
二世帯用の住宅にしたかったのですが、建ぺい率の問題があってちと無理でした。
早公子さんは1年以上も必死に土地から探していました。すると、どう言う訳か
それまでは60%だった建ぺい率が、なんと80%までOK!に改正されました。
彼女は「私は、昔から目指したとおりにしてしまう女です」と言いました。でも、
そんなもんたまたまやろが。とにかく「家が建てられる!」と彼女は喜びました。
彼女の家作りに対するこだわりは強烈でした。住宅展示場を回っていたときです。
そのことが原因だったのかは分かりませんが、その頃に流産をしてしまいました。

絶対にシックハウスなんか嫌だ。薬漬けの家になど住みたくないから自分で作るんだ!
実際に彼女がそう言ったかどうかは分かりませんが、そんなニュアンスだと思います。
また、そのとき2歳だった息子もアトピーがひどかったです。それらが重なり合って、
家作りに対するこだわりが強烈以上でした。そんなことをメルマガに書いていました。
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とても遠い記憶ですが。だって、四半期に1回だから。
また、息子のために肌にやさしい石鹸まで作りました。
徹底的に化学薬品を排除した暮らしを目指しました。
そして、手作り石鹸をメルマガで販売し始めました。
すると、まったく売れへんがね。この話はここまで。
3人の大工さんが丹精込めて家を作ってくれました。
完璧に手作りで既製品などまったく使っていません。
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だから、新築してから約2ヶ月が経っただけなのに雨漏りがしました。彼女は、
凹みました。でもね、目指したとおりにしてしまう女だから修理をさせました。
私は「早く帰る公務員の子」みたいな名前の彼女の幼少期に興味を持ちました。
父親が転勤族だったらしく、小樽で生まれた彼女は神奈川県の小学校に入ると、
中学&高校時代を京都で過ごして、それから札幌へと鮭のように遡上しました。
「小学生のときは休み時間に1人きりで本を読んでいるイジメられっ子でした」
でも、5年生のとき京都へ転校する日の朝に駅までたくさんのクラスメートが、
見送りに来てくれました。友だちがいないと思っていたけどたくさんいました。
まったくイジメられてないじゃん。
それどころか、好かれてんじゃん。
好きで本を読んでいただけなんだろ。
お前、人の気持ちも分からん女だな。
私は、そんな憤りを覚えました。
また「私、目立ちたがり屋です」と、
早公子さんはぬけぬけと言いました。
そんなイジメられっ子見たことない。
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もともとは目立ちたがり屋なんですが、自分の表現の仕方が分からなかったんです。
彼女は、高校と大学では演劇部に入りました。自分の弱点を見つめ直すためにです。
やりたいことや言いたいことがあっても表現方法を間違えると相手に伝わりません。
どうでもいい話ですが、彼女が在籍した演劇部の2〜3つ下には大泉洋がいました。
だから、どれだけ演劇部で一生懸命に頑張ったところで「
ねずみ男」が精一杯です。
しかし、早公子さんは演劇を通して人との出会いの大切さをひしひしと感じました。

6歳下の旦那と知り合ったのもそうです。あることがキッカケでたまたま知り合いました。
バトミントンかテニスか卓球です。あまり興味がないので忘れました。でも、出会いです。
家を作りたい!その想いをメルマガに込めようと思ったときに杉山さんと出会ったんです。
だから、こうして人前にさらされては恥ずかしい思いに耐えています。そう、出会いです。
自分自身をもっと多くの人に分かってもらいたい。100%気持ちを伝えたい!
早公子さんは強く思いました。だから、家作りも自己表現の1つだったんです。
今は、今回のようにパスポートがなくても飛び回れる範囲であれば、
どこにでも顔を出しています。主婦にだって出会いは大切なんです。
そして、多くの人との出会いによって大きくさせてもらっています。
展示場を回り始めてから家が完成するまでに、3年も掛かりました。
しかし、目指していれば計画性なんかなくても想いは必ず叶います。
それもこれも、
杉山さんをはじめ、
多くの人と出会って学んだことです。
早公子さんは「ネット上で活躍する主婦を目指します!」と正面を向いて言うと、
鼻水をすすりながら「1人でも多くの方と出会います!」とビールを飲みました。
家作りから始まった多くの出会いは、家が雨漏りで腐るまで延々と続くでしょう。
はさ(原早公子の愛称)よ、杉山さんが応援してやるから稼げる主婦になるんだ!
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演劇部のとき恥知らずな演技ばっかした早公子さんは、
“私は、はちゃめちゃで計画性のカケラもないんです”
そう言うと、さらに続けて言いました。
“でも、昔から目指したとおりに最後はなっています。
計画性なんかなくても目指していれば必ず叶います”
ってね。
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「おぃ、風邪ひどそうだけど大丈夫か?」と私。
「はい。さっき薬を飲みましたから」と早公子。
そうじゃないんだよ。私に菌がうつるかどうかの問題なんだよ。
君はいいよ、四半期に1回だから。でも、私は完全日刊なのよ。
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じゃあ、私帰ります!と名鉄の窓口です。
セントレアまで直行で50分くらいです。
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まぁ、いくらついでだとは言え、よく岐阜まで来てくれました。
一番嬉しかったのは、お土産の“
六花亭のバターサンド”かな。
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じゃあ、私帰ります!と改札を通りました。
「売買いや、バイバイ〜♪」と早公子。
「もう二度と来ないでねぇ〜」と弘道。
ウソウソ。
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なかなか北海道までは行く機会がないので、
こうして少しでも会えると嬉しいものです。
でも、来年の6月には札幌とか小樽まで仕事で行く予定です。
本当は仕事じゃないけど、そう言わないと経費で落ちません。
納税は、国民の義務です。
わずか4時間ほどでしたが、いっぱい02菌をもらいました。
時代が時代なら、市中引き回しの上、打ち首獄門の刑並みよ。
また来年お会いできることを楽しみにしております。
どうせ行くにしても、おっさん3人で行くだけだし。
鬱陶しいんだよな、あの2人。
本当にありがとうございました。3対3で合コンしましょう。