夜中です。みなさん、こんばんは!ランボルギーニ杉山です。
ってな感じで、私は、ときどきこんな風におちゃらけますが、
本気で自らをフランスの珈琲屋っぽく名乗る女がいるのです。
その名もカトリーヌ・ドトール美和。まぁ、気持ち悪いくらいコテコテの日本人です。
そして、記念すべき第32回目の砂金の人は、しかも長野県だよ!の花岡美和さんです。
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ある日、美和の枕元に仏の大女優である
カトリーヌ・ドヌーブが降りてきました。
ちなみに、仏はフランスのことです。
また、その後を追うように、日本の
ドトールコーヒーも降りてきました。
あ、決してふざけてなんかいません。
彼女は、とてもマジメな顔で言いました。
だから、カトリーヌ・ドトール美和です。
「長野県諏訪市」と書き、上記の名前を
明記するだけで郵便物が届くみたいです。
バカバカしいので、この話は終わります。
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申し遅れました。彼女は1965年9月17日生れのB型乙女座です。
ちなみに、こんな私は、1964年9月18日生れのB型乙女座です。
3ヒット3ブローって感じかな?私がB型乙女座倶楽部の会長で、あいつが副会長です。
「名古屋で昼酒でも飲むか?」と言ったら「うん、行く行くぅ〜♪」と2つ返事でした。
3月24日(月)に長野県の諏訪市から高速バスに乗ってカトリーヌはやって来ました。

美和は、ライターです。彼女は、しなやかな指でプラダのバッグから煙草を取り出した。
「火をお願いするわ」と薄っすら微笑んだ。私は、銀色のライターでソッと火を点けた。
そのライターとは若干、違います。物書きのライターですがな。立派なもので、美和は
ライティングだけで食っています。なかなかそのような奴を私は見たことがありません。
それに彼女は、これといってライティングの勉強をした訳でもありません。そして私は、
取材をしているうちに彼女の幼い頃になにか原因があるのだと今になって気づきました。
遅いっちゅうねん。お話を進めます。
彼女は、168cmもあります。そう、
両手を広げた姿はマンタのようです。
中学生の頃から目立っていたので、
陰湿な嫌がらせばっか受けました。
生意気そうに見えたのか、いつも
陰口を叩かれるような生徒でした。
だって、長野県の諏訪市だよ。まぁ、
168cmもあると街中が見渡せます。
彼女は、本ばっか読んでいました。
やっとそれらしくなってきました。
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賢い美和は、地元の進学校へ入りました。そこで、さらに研鑽を積んだかと思いきや、
高校2年生のときにファンキーモンキーベイベー風のヤンキーと駆け落ちをしました。
やはり文章を書くには駆け落ちが肥やしとなるのでしょうか。
瀬戸内寂聴もそうだし。
10日目にして駆け落ちから無事帰還した美和は、当然のように高校を転校しました。
その高校では、マジメに勉強をしたのでここでは触れません。そして、卒業をすると
東京の
専門学校に入りました。と同時に、銀座のクラブでアルバイトをし始めました。
美和、その調子♪また、数年のOL生活を送った後に、地元の諏訪市に戻って来ると、
本業の傍らラウンジのホステスを1年間ほどやっていました。すると、趣味が高じて
友だちと2人でバーをやり始めたそうな。20代の女が2人、パトロンもいないのに
小洒落たお店を持つなんて諏訪の安い男たちにはきっと癪に障りまくったのでしょう。
そう、このときでも地元の某社長が「あいつは覚せい剤をやっとる」と吹聴しました。
そのせいでお店が傾きかけました。本当に美和の人生は、叩かれまくる運命なのです。
でも、美和は決して負けなかった。言い返せば同じバカ野郎になると思っていたので、
うるさいハエだ!と相手にしませんでした。このような経験が身になったのでしょう。

そして、叩かれても救ってくれる本当の友だちも多かった。本人曰く「発想はゲイ!」
よく分かりませんが、そう言っていました。なぜか男友だちが過剰に多いらしいです。
それゆえ男社会の中でも乗り切っていけるのです。そして、男の見極め方も完璧です。
多くの場数を踏みました。今までに3人の男と暮らしました。その中でも最初の男は、
コンビニ強盗を犯したので美和は警察に参考人として呼ばれました。なにを思ったか、
警察になめられたらいかん!と毛皮を着て事情聴取を受けたのです。また、お昼には
「カツ丼は嫌。中華丼にして!」と小さな抵抗をしました。彼女は思った。やっぱり
当時の自分がヘボかったから、ヘボい男と暮らしたんだと。原因は我にあったのです。
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自分の周りを見るだけで自分のレベルが分かります。
鬱陶しい真夏のハエは、生ゴミにしか集まりません。
美和は「想像がつかないことなど起こり得ない」と、
思いました。人生の脚本は自分で書いているのだと。
ちなみに、脚本は「シナリオ」とお読み下さい。あ、
いけない。男の見極め方をお伝えし忘れていました。
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初対面の男の良し悪しは「私は、この人とベッドに入るかどうか」で決めるそうです。
申し訳ありません。でも、私が言ったのではなくカトリーヌが真顔で力説したのです。
想像がつかないことなど起こり得ない、ってね。ちなみに、「僕はどうなの?」とは、
恐ろしくて訊けませんでした。だから、カトリーヌとは二度と会うことはありません。
美和は、このようにして経験を積み、
ライティングの肥やしにしたのです。
どうだか分かりませんが。ところが、
こんな美和にも悩みがあったのです。
彼女の仕事は、職業ライターです。
要は、職人になっちゃいけません。
自分を殺しながら書く自分がいます。
それがたまらなく空しくなるのです。
自分の中にアーティストになりたい
自分がいます。それが許されません。
その間でいつも葛藤しているのです。
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彼女は「ボギーは一人称で書けといつも言うでしょ」とマンゴープリンを食いながら
小さく言った。「ああ」とボギー(杉山さん)は答えた。10秒ほどの沈黙があった。
「職業ライターはそれがタブーなのよ」と言うと「私は、これで収入を得ているのよ。
一人称で言い切るあなたが羨ましいわ」彼女の表情が10ルックスくらい暗くなった。
「ああ」とボギーは押し殺すように小さく頷いた。乾いた空気が目の前を通り過ぎた。
「主語を“私”にしたい自分がいるのよ。いつも」彼女は乾いた空気に潤いを与えた。
「あなたっていつも寡黙なのね」と彼女。すると「口内炎なんだ」とボギーは答えた。
「1つ訊いてもいい?」と彼女。「ん?」とボギー。「あなたのプリン食べていい?」
↓

「俺の可愛いプリンに指1本触れるんじゃねぇ!」
美和は、言葉が好きです。自分を表現するものが言葉。
それを心行くまで書き綴りたいといつも思っています。
将来は、主語が「花岡美和」で書けるような物書きになりたいと思っています。
プロなどという言葉に流されるライターにだけは決してなりたくはありません。
自称プロの安っぽいライターは、丸を描いてから中を塗り潰すという低レベルな発想です。
ところが、それを超えたアーティストは、周りを線で描きながら球を浮かび上がらせます。
※天声人語に載っていた話らしいです
そう、腐っても「てにをは」にこだわるような安っぽいライターになどなりたくはないし、
自分を吐き出すくらいに主張し切るアーティストになるんだと私の前で目を輝かせました。
想像がつかないことなど起こり得ない。
人生の脚本は自分で書いているのです。
だからこそ、自分の描いた歩むべき道に1つ1つ着実に足を乗せさえすればOKなのです。
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真っ昼間から加賀の冷酒を飲みまくったカトリーヌは、
“マンタに似ているからと見た目で決めつけないでよ”
そう言うと、さらに続けて言いました。
“昔の私はコンビニ強盗と暮らしていたけど、今では
元ヤオハンの会長の原稿を書くまでに成長したのよ”
ってね。
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