この罰ゲームと言ってもおかしくない連日の暑さでも、私は無意味に元気です。また、
同じ岐阜県の多治見市では、日本一!暑いせいか得体の知れない生き物が現れました。
うながっぱです。汗ダクダクで、10分しか活動できないらしいです。
このような酷暑の中でも、私が元気でいられるには訳があったのです。
それは、1本の明太子をまるで鵜のように丸呑みしているからでした。
そして、記念すべき第36回目の砂金の人は、明太子を愛し続ける鳥栖の女、古川栄さんです。
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どうですか!九州の女って感じでしょ。
私がこよなく愛す映画『グロリア』の
あのジーナ・ローランズそっくりです。
ちょっとでも逆らおうものなら、
頭に拳銃をぶっ放されそうです。
私の後ろに立つんじゃないわよ!
お話は変わりまして、栄ちゃんは、
総勢60人以上の従業員を抱える
明太子会社の女社長だったのです。
栄ちゃんの激動の人生を取材しました。
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私は、この世にご生誕されてから始めて九州の地に立ちました。43歳にして初めてです。
それがどうでしょうか。わざわざ行ってやった佐賀県鳥栖市には水と空気しかないのです。
初めて行った先がこれです。分かりやすく言えば、期待して食べた饅頭の中が白餡だった。
心から楽しみにしていたのに粒餡じゃなかった…。う〜ん、かなり例え話がおかしいです。
7月10日(木)に、太宰府天満宮から15分ほどの場所にあるお店でお話を伺いました。

明太子と言えば、博多。きっとだれもが“タンスにゴン”と同じレベルでそう答えます。
しかし、博多から車で30分の鳥栖の片隅には、もっと美味い明太子が存在したのです。
23年前に先代である栄ちゃんの夫が、水産加工製造販売会社を設立したのが前身です。
とにかく、博多の明太子は激辛過ぎる。子ども〜お年寄りまで幅広く食べてもらいたい。
そんな思いで自ら工場に入り、日夜、
美味い明太子の開発に没頭しました。
試行錯誤の末、口の中で卵の食感が
楽しめる独自の製法を確立しました。
これがもうプチプチで最高に美味い!
お口の中に入れるとはじけそうなの♪
でも、私は丸呑みなので素通りです。
「誰でも食べられる美味しい明太子」
そんな評判が口コミで広がりました。
鳥栖のお土産として、多くの方から
周知され、また支持をされたのです。
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すべてが順調だった。時代の風が自分たちの背中を強く押しているようにさえ感じた。
96年には株式会社へ組織を変更し、本社と工場も移転した。順風満帆の日々だった。
ところが、それから4年後の5月、先代である栄ちゃんの夫は52歳の若さで逝った。
辛かった。覚悟は決めていた闘病の末の死ではあったが、愛すべき夫の死は辛かった。
しかし、いつまでも落ち込んでばかりはいられません。可愛い従業員たちのためにも、
この苦しみを乗り越えてさらに一致団結を図ろうと栄ちゃんは気丈に振舞ったのです。
私しかいない。先代の想いを踏襲して会社を守り続けるのは私しかいない。ジーナは、
拳銃の弾倉の中にゆっくりと弾丸を込めながら「私がやってみせる」と誓ったのです。

幸いなことに、先代から嫌ってほど叩き込まれていた工場長は生きていました。毎晩、
先代に呼ばれて味の研究をしていた彼のおかげで、今も変わらぬ品質を保っています。
でもね、やっぱり寂しいの。だって、女系家族なんだもん。そうです、栄ちゃんには
可愛いかどうかは別にして3人のお子さんがいるのですが、3人とも戸籍上は女です。
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だから、目には見えない不安は絶えずありました。
美しい女ばっかだから「なめられるかしら」とか。
そのときです、長女と結婚した左の写真の男が、
「自分にも手伝わせて下さい!」と言いました。
それが福岡大学のラグビー部の出身だったので、
なにも考えずに突っ走ることしかできません…。
でも、用心棒にはなるのでいないよりはマシです♪
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ところが、森原部長は「1人でも多くの人たちに鳥栖の明太子を!」と頑張りました。
「食べたら100%美味いと分かってもらえるはずだ!」男・森原は叫び続けました。
なんか変だと思ったら、明太子の束をラグビーボール代わりに両手で抱えていました。
きっと落ち着くのでしょう。それまでは、工場からお客さんに直接販売していました。
でも、あまりの立地の悪さに「場所が分からない」という声が多かったので、4年前、
玄海町にあった古い農家を現在の弥生が丘へと移築して趣のある店舗に改装しました。
これが超ヒットでした!落ち着いた
雰囲気の中で明太子を使った和食や
ピザなども食べられるようになって、
鳥栖市民には激しく人気があります。
まぁ、他に行く所がないからだけど。
オープン当時はイタチが出たんだよ。
今でこそ立派なアウトレットなどが
近所にできて華やかになりましたが、
最初に目をつけたのは栄ちゃんです。
とりあえず私の憶測で書いています。
■近日、完璧に新しくなります…→
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店売りも順調、形の崩れた“バラ子”の業務用販売も順調。ただ1つ気掛かりなのは、
すぐ上に貼ってあるサイト。つまり、ネットショップです。クリックしてご覧下さい。
「買いたいのに商品がカートに入らない」という苦情が毎日のように発生しています。
そう、鳥栖の明太子を全国に広めるためには、ネットショップは一番の武器なのです。

だから今、むちゃくちゃ売れまくるネットショップを制作している真っ最中です。
ネットとはいえ、やっぱ1つの店舗として考えているので売上げ目標は高いです。
そこで、周りからよく言われたことは「明太子と言ったら博多の印象が強いから、
お店は鳥栖にあってもいいけど、会社の登記だけでも博多に移したら?」ってね。
あなた、頭に
ぶっ放すわよ!
お顔の表情がジーナに豹変した栄ちゃんには、1つの想いがあったのです。
それは「どんなことがあっても鳥栖の明太子だと胸を張ればいい」という、
8年前に逝った夫・公利さんの
博多には一歩たりとも譲らない信念でした。
生まれ育った鳥栖を舞台に全国へと自社ブランドの【蔵出しめんたい】を広めたい。
石を投げれば明太子屋に当たるほど溢れかえっている博多など相手にせず全国へと。
先代の味を、想いを踏襲しつつ、お客様の要望に応え続けられる企業人でありたい。
それができるスタッフも知名度も整っています。今、幕は上がったばかりなのです。
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WEB担当の出口っちゃんとW笑顔の栄ちゃんは、
“明太子と伴に鳥栖の町を全国に知らしめたいの”
そう言うと、さらに続けて言いました。
“生まれ育った、ただそれだけで恩返しをするに
十分の理由になるわ。全国へと訴えかけたいの”
ってね。
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博多の明太子は辛いだけで思いのほか不味い。辛いだけなら、
ココ壱の5辛のカレーの中にタラコを漬ければ済むお話です。
ちなみに、私が博多の明太子についてこれだけキョーレツに言っているのは、
私たちが栄ちゃんの新しいネットショップを今、作っている最中だからです。
博多に店を構える明太子屋たち、思いっ切り怯えなさい。
私をライバルに回すとどうなるか思い知らせてやります。
「そげん大したことなかと」とか言われたりして。
その「○○と」の「と」の響きが生理的に許せん。
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お話は変わりまして古民家調の弥生が丘店ですが、
明太子をふんだんに使った料理をいただける上に、
なんと超厚切りパンの小倉トーストまであります。
with ice cream. Oh, yeah!
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そして、
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今年の6月16日、岐阜の長良川に来たときに
「キャッキャ」とはしゃぎながら撮影しました。
よっぽど嬉しかったのでしょう。
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同じような顔をしたカブトムシでさえ性格が悪い奴がいるというのに、
この会社では栄ちゃんを筆頭にみんな性格がよさそうな人ばっかです。
なかなかありませんよ。カブトムシよりも性格がいい人材を抱える企業は。
腐るほど楽しい企画を考えるので、嫌でも日本一!の明太子会社にします。
本当にありがとうございました。今度は、絶対に梅が枝餅を食いたいです。